whooオリジナル手組みホイール [FORMOSA]

先日に引き続き手組みホイールのお話。
今日ご紹介するのは店頭展示販売用に組み上げたディスクロードホイール。
ブルベなどのロングライドからグラベル、シクロクロスレースなどに幅広く使える、軽くて高剛性、強度があってエアロ効果も高いホイールをなるべくお安く!というコンセプトで組み上げました。

まず、今回使用したリム、ハブのブランド「FORMOSA(フォルモサ)」についての説明から。
これは、当店が去年からお取引を始めた代理店、Yuris(ユリス)さんのプライベートブランド。
台湾出身のYurisの社長さんが、そのブランド名についてブログに書いておられます。
http://yuris.seesaa.net/article/386857221.html

一部を抜粋して転載しますね。

FORMOSAとは台湾の別称で、ヨーロッパより最初に台湾に到達した船はポルトガルの船であり、ポルトガル人船員が緑に覆われた台湾島に感動して「Ilha Formosa(麗しの島)」と叫んだという伝承から来ています。

台湾はオランダ・清朝の統治時代を経て、日本統治時代になると日本は台湾に農業・産業・義務教育・環境整備など台湾にとって素晴らしい物を数々残してくれました。
台湾出身の私は帰省するたびに祖父母も含め彼らの代から日本を懐かしむかのように日本語で日本統治時代の良き思い出を語ってもらったりしました。

日本が台湾に素晴らしい功績を残し、今日の親日があるように。私も支えてくれた「皆様への恩返し」という気持ちでこの言葉を弊社のブランド名として使いたいと思います。

自転車パーツ製造の高い技術を持つ台湾で生産されるFORMOSA。
今回のホイールにはこのFORMOSAの、価格抑えめながら精度の高いリムとハブを使用しました。

リムはフルカーボンの C3825 Disc
ハイト38mm、外幅25mm、内幅18mm。
もちろんチューブレスレディ対応。
オフセットスポークホールを採用しています。
重量は?

おお、軽いですね!
組んだ感触も剛性十分でしっかりしていますよ!

ハブは Road Disc Hub
組み付け前の重量を量るのも、写真を取るのも忘れちゃった(笑

ハブのカラーはシルバーもあり。

フロントが100/12mm、リアが142/12mmのスルーアクスル(オプションでクイックも可能)
フリーはシマノ11s用(SRAM XDRもあり)
今回は剛性、強度を重視してスポーク穴数28Hをチョイス。
スポーク、ニップルはSAPIM。
CX-SPRINTにSAPIMのアルミニップルを採用。

と言ってる間に組めました

whooハンドビルドホイール ¥138,000+tax

ルックスはシンプルで良い感じでしょ?
品質と価格のバランスもとてもよく、自信を持っておすすめできます。


さて計量。


フロント


リア


F)720.5g + R)821.5g = 1,542g !!

リムハイト38mmでこれは十分な軽さ。
今回は荷物も積んだロングライドや未舗装路走行も考慮した構成でこの重量。
さらに軽さを求めるなら、スポーク数を24本に減らしたり、スポークをCX-RAYなどのさらに軽いものに変更すれば、だいぶ軽いホイールも組めますね。

スポークテンションの左右差を小さくするオフセットスポークホール


今回組み上げたホイールは店頭に展示・販売中。
おすすめです!