GROWTAC EQUAL カーボンリム

先月の東京遠征の最終日に訪れた自転車パーツ合同展示会で出会ったいくつかの「超☆気になるもの」のひとつがコレでした。
開発したメーカーさんとの話もとても楽しく、
「ディスクブレーキの時代にこそ手組みホイールを」
という考えから開発に至る経緯にも全くもって共感。
組ませていただく自転車のかなりの割合で手組みホイールを使用させてもらっている僕としては、とても嬉しい新製品との出会い。
発売当日にオーダーを入れて、さっそく入荷してきましたよ!

GROWTAC EQUALカーボンリム ¥38,500 / 1本

そうです。
大好きなGROWTACがカーボンリムを発売したんです。
GROWTACといえば、超高性能なローラー台や機械式ディスクブレーキの常識を覆すブレーキキャリパーなど、斬新で高品質な製品を開発・製造しているメーカーさん。
変態的とも言えそうな発想、開発力にはいつも驚かされています(笑

このリムについて少し詳しく

素材はカーボン

東レのT700とT800を組み合わせたカーボン素材で作られており、軽く強度、剛性に優れています。
ロード、グラベル、シクロクロス、ブルベ、ツーリングなど、様々な用途に使えますね。

製品ラインナップ

今回リリースされたのはいずれもディスクブレーキ専用。
サイズ展開は
700c-30mmハイト – チューブレスレディ
700c-40mmハイト – チューブレスレディ
700c-50mmハイト – チューブレスレディ
650b-30mmハイト – チューブレスレディ
27in -30mmハイト – チューブラー
27in -45mmハイト – チューブラー

の6モデル。
チューブレスレディモデルはロード、グラベル、シクロクロス向け
チューブラーモデルはシクロクロス向けに開発されました。
どのモデルもスポークホール数は24Hです。

オフセットリム

チューブレスレディモデルはいずれも左右のスポークテンション差を是正するためにスポークホールがオフセットされています。
オフセット量は700cのものが2.5mm、650bのものは2.8mm。

スポークホールが右にオフセットされてるのわかります?

重量・リム幅など

上にも書いた通り、東レのカーボンを使用してとても軽く仕上がったこのリム。
カタログ値では
700c-30mm-370g
700c-40mm-400g
700c-50mm-440g
650b-30mm-360g

などとなっております。
今回入荷した700c-40mmハイトのモデルの気になる実測値は??

Wow!!

リム幅は、
700c TLRが内幅22mm-外幅29mm(推奨タイヤ幅28mm-50mm)
650b TLRが内幅24mm-外幅30mm(推奨タイヤ幅28mm-52mm)
チューブラーモデルは28mm(推奨タイヤ幅30mm以上)
となっています。

付属品

このリムの付属品の紹介です

付属品その1 : デカール、保証書など

全くマークの入っていない超シンプルなこのリム、付属のデカールを貼り付けることができます。
6色あるデカールの中から好きな色を選んで貼り付けてもらう形。
こんな感じで

この画像はGROWTACさんオフィシャルサイトより拝借

デカールを貼ってもシンプルでかっこいいですね!


付属品その2 : なんかちっちゃいの

このちっちゃくて黒いのはなんでしょう??
実はコレこそGROWTACの物作りらしさが出ているところだったりします。
正解は↓

リムにバルブを取り付けた写真をご覧ください。
バルブナットとリムの間に挟んである黒いパーツがそれ。
バルブ穴の位置のリム先端が斜めになっているオフセットリム。
そのままバルブを取り付けるとナットを締めた時にバルブが斜めになってしまったり、うまく密閉できずにエア漏れの原因になったり。
リムの形状に合わせて作られたこのスペーサーを嚙ますことでバルブをまっすぐ立ててエア漏れも防いでくれるんですね。
この箇所の形状はリムハイトごとに違うので、それぞれのリムハイト専用設計で作られて付属してきます。
これは嬉しいです、ホント。

さらに詳しくはGROWTACさんのオフィシャルサイトでチェックよろしく!


オプションも同時リリース

GROWTACはこのリムの発売に合わせてホイール用スモールパーツもリリースしました。

GROWTAC EQUAL チューブレスバルブ ¥2,420 / 2本セット

EQUALカーボンリムのそれぞれのハイトに最適化されたチューブレスバルブ。
長さは48mm、60mm、70mmの3サイズあり。
タイヤインサートにも対応。
もちろん他社製のリムにも使用可能です。


そんなこんなで長くなりましたが、whooのおすすめカーボンリムのご紹介でした。
GROWTACでは、4月から5月くらいの発売予定でハブも開発中です。
手組みホイールへの熱意が感じられますねー。
手組みホイール用のパーツが増えるのはwhooとしては本当に嬉しいこと。
今後が楽しみです。