2台のKING ZYDECO

発売以来、当店で大人気!
Cinelliのカーボングラベルバイク KING ZYDECOです。
今月も2台のキングジデコが組み上がり、納車させていただきました。

Cinelli KING ZYDECO x SHIMANO 105

シマノのR7000系105、2×11スピードコンポで組み上げた一台です。
コンポーネントはシンプルに105で統一しながらも、一部のスポークだけホワイトのものを使った手組みホイールやブルー/ブラウンのタイヤ、ホワイトのロールスサドルなど、カラー遊びで個性を出しています。
色で遊ぶというのは本当に楽しいものですよね!
STIレバーは手の小さい方でも扱いやすい、ショートリーチのものを採用ました。


お次はこちら。
パーツ構成がスペシャルすぎて、どこから説明しようか迷うレベルのバイクですよ!

Cinelli KING ZYDECO x SHIMANO ULTEGRA x CLASSIFIED

こちらも超かっこ良く仕上がったキングジデコ。
パーツ構成がスペシャルすぎるって言いましたが、どの辺がスペシャルなのかしら?

クランクはWHITE INDUSTRIESのR30。
1x(ワンバイ)なのか。
と、思わせておいて、じつは。。。。

おっと、このハブは!
そして

このスルーアクスルは!!
アレじゃないのか!?

そうなんです。
CLASSIFIEDのパワーシフトハブを内蔵したCF G30ホイールを採用しているんです。
ハブ内部に遊星ギア式の内装2段シフトを隠し持つ、飛び道具的ハブがパワーシフトハブ。
ハンドルバーに取り付けたスイッチを操作することでワイヤレスでギア比を変化。
フロントダブル相当の働きをしてくれるんです。
CLASSIFIEDについて、詳しくはこちらをお読みください(長いですw)

1xと見せかけて、じつは2×12スピード。
面白いバイクに仕上がりました。
BBの後ろの位置からチェーンステーが下に向かってカーブするこのフレームは、その形状ゆえフロントダブルギアを使用する際にチェーンリングサイズに制限が出てきます。
具体的には、インナーリングが36T以上というもの。
それ以上小さなインナーリングを使用すると、フロントインナーギアでリアをトップ側に合わせた際にチェーンがチェーンステーに干渉してしまいます。
しかしフロントチェーンリングを1枚しか使わないCLASSIFIEDなら、形は1xでも実質的には2xと同等の機能を持たせることができるんです!
上記のリンク先にも書いていますが、このシステムのメリットを簡単にまとめると、
1. 変速がむっちゃ速い
2. ペダリングを止めていても(停車中でも)変速操作が可能
3. 変速時のチェーン落ちの心配がない
4. まだ使っている人がほとんどおらず、大抵の人はびっくりする

といったところでしょうかね?
最後のは要らんかもしれませんが。

その他のパーツも、相談に相談を重ねてとてもステキな仕上がりとなりました。
組み上げまでお時間もかかってしまいましたが、本当に素晴らしいバイクを組ませていただけて光栄に思います。


お二人とも、サイクリングにちょうどいい季節にお渡しすることができて本当によかった!
ぜひ気持ちいいシーズンのサイクリングを新しいバイクでお楽しみください。
whooのライドイベントにも是非ご参加くださいね☆