店の試乗車を試乗しまくる店主

先日ご紹介したwhooの新しい試乗車。
Cinelli KING ZYDECOにCLASSIFIEDホイールを組み合わせた、少々風変わりなバイクですが、多くの方にお試しいただいております。
中でもその試乗車を一番たくさん乗っているのは、間違いなく僕でしょう。
時々通勤で使ったりもしていますし、先日の信楽までカレーを食べに行くライドイベントには、このバイクで参加しましたからね。
ある程度乗り込み、このバイクに慣れてきたところで簡単なインプレッション記事を書いてみようかと。

Cinelli KING ZYDECO

まずはKING ZYDECOのフレームについて。
このモデルは、当店イチオシの大人気モデルにつき、これまでに何台も組ませていただいております。
過去のKING ZYDECO 関連記事はこちらをご参照いただきましょう。
独特のフォルムとポップなグラフィック。ルックスの良さは見ての通り。
そして乗ってみての第一印象は、とても軽くてかっちりと高剛性。
それでいて振動吸収性が高く、乗り心地はマイルド。
むっちゃカーボンバイクらしいカーボンバイクです。

このバイクのフレームサイズはSサイズ。
身長174cmの僕にとってはちょっとだけ小さめですが、十分に乗れる範囲。
平地の巡行、登坂の軽やかさ、舗装路ダウンヒルでの安心感も好印象。
これはロードバイクですね。
それでいてグラベルや根っこの露出したシングルトラックもガンガン楽しめてしまうのですから、本当の意味でのAR(オールロード)バイクと言えると思います。
一台のバイクでいろいろな楽しみ方をしたいのなら選択肢の筆頭にあげられますね。
先日のライドでは、アスファルトのガレた林道メインで距離は100kmちょい、獲得標高が3,000m近かったのですが、ストレス少なめで最後まで楽しく走れました。
700x35cのタイヤも、ガレた路面ではとてもいい働きをしてくれましたね。
そんなタイヤも余裕で履けるロードバイクです。

CLASSIFIEDホイール

続いて内装2段変速が埋め込まれたCLASSIFIEDのホイールについて。
CLASSIFIEDについてはこちらに詳しく説明していますので、ご興味のある方は合わせてお読みくださいね。
CLASSIFIEDについて改めて簡単に説明すると

リアハブの内部に内装2段変速機能を備えている。

11sまたは12sのスプロケットと合わせることで、フロントシングルでも2×11、または2×12として機能する。

内装の2段シフトはハンドルに取り付けたスイッチからワイヤレスで操作

といった感じ。
最大のメリットはフロントシフト操作時のチェーン落ちの心配から解放されるということと、変速がむちゃくちゃ早いということですね。

実際に使ってみて、やはりシフト操作の早さはむっちゃ気持ちいい!
そして変速するたびにちょっと気になっていたチェーン落ちも全く気にしなくていいというのは、精神衛生上とてもいいですね。
ボタンをおしたら「ウィ!」と小さな音を立てて、気がついたら変速してるカワイイヤツです。

↑このボタンを押すと
↑ここから電波を飛ばして
↑ここで受信して変速

今回はリアのスプロケットの歯数が11-32Tで、フロントチェーンリングが52Tでの運用。
内装シフトをローにすると、仮想のフロントが35.672Tになります。
一番軽いギア比が、32 / 35.672 = 1.11475
僕の脚で先日の激坂コースだと、50Tか48Tあたりのもう少し小さなフロントチェーンリングが欲しいところではありました。
グラベルやトレイル遊びをメインで考えるなら、46Tか44Tでもいいかも。
その辺も自分に合わせたチェーンリングを選ぶことで自分なりのギア比を得られますから問題なしですね。

はじめは製品の斬新さに驚き、実際に使い込んでみてそのすばらしさにもう一度驚いているところです。
CLASSIFIED、これは本当に面白い製品です!


といったわけで、ご試乗はいつも受付中です。
僕が乗りたいときも、試乗したい方がいたら我慢します!
お気軽にお問い合わせくださいね。