新☆愛馬

いま、とても興奮しています。
数年おきに一度くる僕のビョーキ。
それは
新しい自転車欲しくて堪らない病。
昨年もその発作が起きた僕。
でも慌てません。
たった一つしかない治療方法も心得ています。
それは、新しい自転車を手に入れること。
それが叶ったいま、とても興奮しています。

では、まず先に見ていただきましょう。
これから僕が乗ることになった新しい愛馬です。

うゎ、たまんねー!
超☆お気に入りの一台に仕上がりましたよ。
自分の乗り方に合うパーツだけをチョイスし、そのパーツを使うことを想定してフレームを作ってもらった自分専用機。
今回もビルダーさんには無理を言っちゃいました。
今朝はさっそくこのバイクで山をライド。
そのときに撮った写真も見ながら、この自転車について説明をさせていただきましょう。
ちょいと長くなりそうな予感。
だって興奮してるんだもん。

フレーム+フォーク

フレームの製作を依頼したのは、今回もCHERUBIM(ケルビム)。
僕自身としては3台目のケルビムバイクのオーダーです。
今回のバイクのコンセプトとしては、
「グラベルだけでなくトレイルもガンガンと登れて下れて楽しめるバイク。そして距離もそこそこ走りたい」
といった感じ。
ケルビムさんとそんな話をしていたちょうどその頃、COLUMBUSのオフィシャルサイトに新しいフォークがアップされたのを見逃さなかった僕。
その名もFutura Cross+
寸法などの各数値もダボなどの装備もまさに僕にぴったり!
「このフォークを使います!」
即決してそのフォークを使う前提で図面を引いてもらい、なんども修正を重ねてこの形に。
時間はかかったけど、最高のフレームとなりました。

箱から出してチェック。
この瞬間もタマらん!

カラーもむっちゃいい感じだぞ!
細かくサイズ指定したCHERUBIMロゴもイメージどおり。
早く組み上げたい!

ホイール+タイヤ

ホイールは最初から決めていました。
ENVEのグラベル用ホイール G23です。
軽さ、強さ、耐パンク性、剛性感、どれを取っても最高。
リムだけこれを使って手組みすることも考えましたが、ENVEの推奨する組み合わせというものを一度体験してみたく、今回はENVEハブのホイールセットを選んでみたわけです。
完組ではなくキットで仕入れて自分で組んだんですけどね。
いいですコレ。
タイヤも悩んだ挙句にWTBのRIDDLER 700x45cをチョイス。
今まで乗っていたグラベルバイクではクリアランスの関係で32cまでしか履けなかったので、まずは鬱憤を晴らすべくなるべく太いタイヤから試してみようかと。
ちなみにフレームは700x47cまで(650bなら54mmまで)入るように作ってもらっています。
今日走った感触としてはなかなかいい感じ。
このホイールのメーカー推奨のエア圧は、使用するタイヤの幅やライダーの体重によって細かく指定されているのですがそれがとても低く、今回のタイヤとの組み合わせで僕が乗る場合は1.8Barちょい。
「これ、低すぎね?」
と、少し高圧でスタートしてゲージで測りながら少しずつ圧を落としていくという方法をとったのですが、トレイルで気持ちいいと感じたのがジャスト1.8Barちょい。
やっぱりメーカーが推奨するのは伊達じゃないんやな、と感心。

ハンドル

前から使いたいと思っていた、このハンドルを試しています。

バーテープ一本巻きに成功!

RIDE FARRです。
エアロポジションも取れるアルミハンドル。
便利そうというより、なんかおもろいから使ってみたいと思ったのですが、これもなかなかいいです。
平坦路でエアロバーを握ってみましたが、ライド姿勢をほどよく変化させることができ、長距離ライドには使い勝手良さそうです。
エアロバー以外の、ドロップ、リーチ、フレアなどの設計もしっかり合格点。
ブラケットポジションでも下ハンドルポジションでも気持ちよく握れましたよ!
ちなみにバーテープはCinelli。
フレームの色を決める段階で、最初はコレを巻こうと決めていました。
自分ではよく似合ってると思うのですが、、、どうでしょ?

シートポスト+レバー

今回のバイクではドロッパーポストを使うことは最初から決めていました。
僕が選んだのはPNW COMPONENTのレーニアXCというモデル。
トラベルが90mmでポスト径が27.2mm。
フレームを作る際には、このドロッパーを使えるよう計算してシートチューブ長を決定しました。
また、リモートケーブルがインターナルとなるこのモデル。
リモートケーブルをシートチューブからダウンチューブへと、フレームチューブの中を通すのですが、BB付近では鋭角に曲がることになります。
なんとその箇所は

BB部材の内部を削ってもらっています。
ケルビムさん、なんでもやってくれるな!
それにプラスして、柔らかいアウターケーシングを使用する(今回はNISSEN CABLEを使用)ことで、この鋭角問題も解決。
スムースに無理のないカーブでの取り回しに成功。
そして

リモートレバーはバーエンドに。
WOLF TOOTHでございます。
後述しますが、右のバーエンドにはバーコン(シフター)がつくので、左にコレが付いてたらかわいいかな?と。
使い勝手もいいですよ。

クランク+チェーンリング

数年前、代理店の営業さんが店に連れてきた一人の外国人。
CANE CREEKの中の人です。
彼が持参して見せてくれたこのクランクに一目惚れ。
「かっこいい!欲しい!でもちと高い。。。」
結局我慢できずに、今回手を出してしまったわけです。

ee Wings でございます。
ムチャ軽く、強く、そして美しいチタン製クランク。
これが使いたくてたまらなかったんです!
我慢せずにコレを導入したことで、自己満足度 うなぎのぼり!
今回はWOLF TOOTHの40T真円リングと合わせました。
興奮しています。

シフト関連

ここで、メーカーの推奨から外れた部分が出てきます。
自己責任で組み合わせていますのでご理解ください。

リアディレイラーとスプロケットはSHIMANOのMTB用12速のもの。
今回使用したENVEのホイールには、SHIMANOの12速スプロケット用のMS(マイクロスプライン)のフリーボディというオプションはリリースされていません。
そこでちょいと小細工をして、問題なく取り付けできたわけです。
スプロケット歯数は10-45T。
このスプロケットが使いたかったんです。
で、MTB用ですから、このディレイラーに合うドロップハンドル用シフターはもちろんありません。

そこで登場!バーコン!
バーエンドコントローラーでございます。
いまどき、シフターといえばSTIやダブルタップレバーなど手元で操作できるブレーキレバー一体型のものがほとんど。
しかし、今まで乗っていたグラベル用バイクでもバーコンを使っていた僕はふと気づく。
「僕の場合、バーコンでも全然問題なくね?」
バーコンなら最悪フリクションにすればなんでも行けちゃうじゃん。
そしてMicro ShiftからはSHIMANO MTB 12スピード用のインデックスのバーコンという超ニッチな製品までリリースされています。
ということで互換性問題を難なくクリア。
使うチェーン問題は残ってはいますが、今のところ大丈夫。

先述したドロッパーのリモートケーブルも含め、ブレーキ、シフトのケーブル類は全部フレームに内装。
ダウンチューブからBBを乗り越え、チェーンステーまでフレームチューブの中を通ります。
なぜ内装?
フレームを掃除しやすいからに決まってるでしょw

ブレーキ+ブレーキレバー

これも使ってみたかった!
お客さんの評判は上々のコレ。

TRP HY-RDです。
ワイヤー引きの油圧ブレーキ。
これがよく効くことは周知の事実。
でっかくてメカメカしたデザインも嫌いじゃない。
しかし一つ疑念あり。
CHERUBIMオリジナルの、キャリパーマウント位置が一段上になるフロートディスクリアエンド。
マウント位置とシートステイに挟まれたブレーキキャリパーの取り付け位置が少し狭くなる設計だけど、このブレーキは付けられるのかな?
ということで、使うブレーキキャリパーをケルビムさんに送り、現物あわせで設計してもらいました。
写真でもわかるように、シートステーがカーブしているのはこのブレーキのクリアランスを確保するためなんですね。
やっぱりフルオーダーはスゴい!

レバーはCANE CREEK。
絶版品のコレをどうしても使いたくて探しまくり、ようやくゲット。
ま、使いたかった理由は「ルックスが好き」ということなんですけどね。
それも大事ですよね。

そして初ライド

いやあ、やっぱり長くなっちゃいましたね。
興奮してますからね。
で、組み上がったばかりのコイツを汚しに出かけた今日の朝。
桜はちょうど満開!
祝福されている気分。
黄砂は多めですけどね。。。

ちょっとお花見してから山へ突入!

街は桜ですが山はつつじ。
これからどんどんキレイになりますね。
いい時期に組み上がったものです。

ニューバイクで山を走った感想は?

すごい!

うーむ。
ボキャブラリー、勉強が要りますな。
ま、詳しくは店頭まで!
長くなってごめんちゃい。
興奮してるもんで。