CHRIS KING ☆ 10年使って大規模メンテ

先日、あるお客さんに言われました。
「店の作業のブログをもっと見たい!」
と。

たしかに、言われてみれば作業の記事を上げることは少ないかも。
何故なのか考えてみたところ、思い当たる理由がひとつ。
「作業中に写真を撮るのがめんどくさー!」
間違いなく、これが大きな理由。
でもま、リクエストももらったことやし、これからはぼちぼちと作業ブログもアップしていきますね。

ということで、今日は先日の作業の様子を。
今回の作業は、CHRIS KING R45ハブのオーバーホールです。
こちらは10年ほど前に組ませていただいた手組みホイール。

・CHRIS KING R45 ハブ
・VELOCITY A23 リム
・DT SWISS COMPETITION スポーク

という組み合わせ。
10年間、なかなかしっかりと使って走行距離も長め。
数年ごとにそれなりのメンテはしてきましたが、今回はしっかりとフルオーバーホールしてみましょう!

CHRIS KINGのハブは、上の写真の専用工具で全てバラすことができます。
シェル内に圧入されたベアリングやドライブリングなど、全てです。
そして同じこの工具で、バラしたパーツ類を元どおりにハブ内に収めることができるんです。

はい、全バラ〜。

はい、空っぽ〜!

ここまで完璧にバラせると気持ちがいいですね。
そしてバラしたら、各パーツのチェック、洗浄、グリスアップ。
しっかり洗って歪みや変形、破損がないかをチェック。

適材適所にグリスやオイルを使用して組み直します。
メーカー推奨の純正ルブリカントを使用して間違いなし!

そうして無事、ハブのオーバーホールは完了。
内部の小さなパーツをいくつか交換させてもらいました。
回転も軽く、ルブを少しだけ多めに入れたため音も少し静かになりました。


しかし今回のお仕事はここで終わらない!
実は10年使ってブレーキトラック部分のすり減ってきたリムも交換しようと、そういう組み替えのご依頼です。
さて、組み替えましょう!

(いろいろすっ飛ばして)完成〜☆

おお、これもかっこいいねー。
新しい組み合わせは

・CHRIS KING R45 ハブ
・VELOCITY Quill リム
・SAPIM CX-SPRINT スポーク

ポリッシュ仕上げのワイドなリムとセミエアロのブラックスポークの組み合わせがいいですね。
組み変え前の写真を撮ってない僕はやっぱりダメなやつ。
そのほかにも、ブログを書きながら
「ああ、なんでここの写真ないねん!」
と、凹むこと多数。
少しずつ成長していきたいですねw

そしてまた今日もR45を使って新たなホイールを組むwhooであります。