自分に合わせろ!

さて今日はカスタムの話。
昨年の夏に納車させていただいたこのバイク。
約一年乗ってみて、いろいろと思うところがあったようです。

CHERUBIM CENTO GRAVEL

COLUMBUSの100周年記念チューブ、CENTOを使用してケルビムでビルドされたグラベルバイク です。
写真はカスタム後の姿。
カスタム前の写真は撮り忘れちゃったので、当時の記事をご参照くだされ。
一体どこが変わったのかな?
ここですよ。

スプロケでかい!

ドライブトレイン を一新!
つまりギア比の大幅改革です。
もともとロードバイクにお乗りのオーナーさま。グラベルバイクを初めて導入するにあたり、もちろんギア比についてもいろいろと頭をひねられました。
そして自分なりに良いギア比で乗り始めたわけです。
が、
実際にグラベルバイクを手に入れて、いろいろな遊びをするうちに見つけた自分なりの楽しみ方。
そして気づく
「僕はシングルトラックをグラベルバイクで走るのが好きだ!」
それと同時に気づく
「その遊び方をするには、今のギア比ではキツすぎる!」
ざっとそんな流れのようです。

★☆★

さてどうしましょう。
一緒に相談し、出した結論が冒頭の写真。

リアディレイラー
SRAM RED AXS → SRAM GX EAGLE AXS

スプロケット
SRAM RED 10-33T → SRAM GX EAGLE 10-50T

チェーンリング
ROTOR DM Q-rings 38T → ROTOR DM Q-rings 42T

もちろんチェーンも長さが足りなくなるので交換しました。

★☆★

そうなんです。
ロード用コンポとMTB用コンポの間の壁を乗り越えられるのが電動コンポ。
今回のようにロードのシフトレバーでMTBのディレイラーを操作したり、逆にMTBのシフターでロードのディレイラーを動かしたりと、組み合わせの自由度が非常に高いのが電動シフトというものなんです。

★☆★

で、早速ですが今朝は生まれ変わったバイクのテストライド。
週末になると毎週のように僕(whoo店主)の通勤トレイルライドについてくる物好きなオーナー氏。
今朝もいつもの場所にいつもの時間に現れ、いつものトレイルへ。
ちなみにこのトレイル、僕は週に5回ほど走っていたりします。

斜度があり、道がえぐれたり木の根っこの段差の多いトレイルの登り。
先週までより足つき回数も減って「ノってる」彼。
昨夜のゲリラ豪雨の影響でウェットな路面にもかかわらず、良い感じで乗れてますね。
「組み替えの狙い的中!」ってところでしょうか?
ちなみに下りでも、いつもより上手に乗ってました。
これは新機材によるプラセボ効果??

★☆★

外したコンポがもったいない??
実はそれも今回の組み替えの計算のうちに入っています。
機械式に比べ、比較的ラクにコンポ載せ替えができる電動コンポ。
このバイクをロングライドでも使いたいと考えている彼ですから、トレイルライドを含まないロングライドで使用する際には

チェーンを外す

リアディレイラーを付け替える

チェーンリングを付け替える

もう一つのスプロケとローターをセットしたホイールに交換

もう一つのチェーンを取り付ける

ディレイラーのペアリング

という工程で、元の形に戻せます。
「乗るたびにサクッと変更」というほど手軽な作業ではありませんが、慣れれば30分もあればできるのではないでしょうか?

ルックスもなかなかグー!

電動シフトならではのカスタム、楽しい作業でした。
いつもありがとうございます。
「乗り方、遊び方によって最適な自転車は違う」
当たり前のことですが、今回改めて実感しました。
あまり深く考えずに自転車にお乗りの皆さんにも、今の形が本当に自分の遊び方に向いているのかどうか?をもう一度考えてもらえたらと思います。
ちょっとしたカスタムでもっと楽しい自転車になるかも?

これも通勤路